夕凪さんは、私が参考にしている投資家(長期に渡って勝っている個人投資家)さんの中のひとりです。
下記の統計などを特に参考としています。
海外投資家が東証(株式市場)に占める割合は下記のサイトを参照。
高水準ですし、彼らの動きから市場が変化するのが日本の株式市場の特徴です。
「外国人投資家の視点 今、日本株をどうみているのか?。」
東京株式市場の取引量の過半を占めており、持ち株比率も依然として高水準。1990年の5%から一貫して増加を続け、2012年末には27%に達している。
このような矛盾を抱える外国人投資家たちは、日本の株式市場のどこに魅力を見いだしているのか? 彼らは運用戦略上の理由というよりも、日本が持つ構造的な要因から、次の5つのポイントを考慮しているようだ。
(1)投資機会:日本は世界GDP(国内総生産)の9%を占める主要な経済国の1つ。長らく低迷が続いていたとはいえ無視できない。
(2)機会コスト:過去20年間日本株に投資していなかった場合、1995年、99年、2005年、12年の4回アンダーパフォームの要因になった。
(3)魅力的な企業:自動車やエレクトロニクスなど、とりわけ製造業で競争力の高い企業が多数ある。
(4)新興国へのエクスポージャー:日本企業は中国など新興国でのビジネスがうまく、新興国のエクスポージャーを簡易かつ割安に得ることができる。
(5)企業のキャッシュフロー:企業部門のキャッシュは潤沢で株主還元の余地も大きい
そして、ここから夕凪さんの最近の投資状況報告を転記しておきます。
連休明けの週の投資部門売買状況です。海外投資家がガンガン買ってきています。一方で売っているのが個人の現物。よくまあ、こんなに出てくること。
ニュースなどを見ていると、新規の個人投資家が買い上げているように思えますが、データからは違うようです。以前からの投資家がヤレヤレで売っている。それを海外投資家が全部吸収している。
その他に少々気になったのが、信託銀行の売りが止まって、生保・損保の売りが増えたこと。生保・損保はどんどん持ち株を売っているようです。
2013年5月第2週( 5月7日~5月10日 )
TOPIX先物 | 225先物 | 株式(3市場) | 全合計 | |
自己 | 50,618 | 114,686 | ▲ 43,600 | 121,704 |
海外投資家 | 45,728 | 40,699 | 727,120 | 813,547 |
個人 | 2,824 | ▲ 169,191 | ▲ 552,519 | ▲ 718,886 |
信託銀行 | ▲ 8,290 | 17,327 | ▲ 16,703 | ▲ 7,666 |
投資信託 | ▲ 2,659 | 46,160 | 27,781 | 71,283 |
事業法人 | 34 | ▲ 4,891 | ▲ 45,410 | ▲ 50,267 |
その他法人等 | ▲ 23 | ▲ 2,525 | ▲ 14,004 | ▲ 16,551 |
生保・損保 | ▲ 87,076 | ▲ 16,216 | ▲ 14,375 | ▲ 117,666 |
都銀・地銀等 | ▲ 2,392 | ▲ 18,760 | ▲ 16,570 | ▲ 37,722 |
その他金融機関 | ▲ 64 | ▲ 329 | ▲ 2,141 | ▲ 2,534 |
売り | 買い | 合計 | |
個人現物 | ▲ 2,572,488 | 2,015,546 | ▲ 556,942 |
個人信用 | ▲ 3,092,800 | 3,097,223 | 4,423 |