両方とも投資時の心理感情の管理について書かれている。
投資は、テクニカルとかファンダメンタルとかでの
投資の前に
自分の揺れる心をどうするか?。というのが利益や損失に
一番大きく影響すると思っている。
投資ルールを自分で決めても
「今回だけは」とか「もう少し」とか
これは、短期投資だったけど、長期投資と考えても割安だ。
とか
信用残から見たらもう行き過ぎだ。とか
そういう判断を自分で下して
マイルールを破って、自分から自分を壊していくのである。
書評は、六ペンスさんからの抜粋
備忘録
・価格は関係ない。人を葬り去るのはトレードサイズなんです。
・自分の感情に影響しない範囲でトレードできるように、少なめの額でトレードする。
・ポジションを維持できるかどうかを決めるのはポジションを取ったときの価格というよりは、ポジションサイズです。
・最初の教訓のひとつが価格は無関係だということでした。ポジションサイズを管理できるかどうかが全てだ。
・トレーダーは少し取りつかれたようになって、1日10時間、同じことをする必要がある。一つのことをしつこく追求できる人は、優秀なトレーダーになれる。
・目覚めたときにポジションについて考えていたら、それは大き過ぎるということです。
・ポートフォリオに1パーセントの損が出るたびにエクスポージャーを2パーセント減らすということだった。
・とんでもない災難に襲われても生き残れるポートフォリオを組みたい。
・けっして自分が正しいと思ってはいけない。
・恐れに支配された直感で判断をすることがないように、どのポジションも大きくし過ぎないほうが良い。
・自分のアイデアについて謙虚でないといけない。
・十分に分散化していれば、何か一つのトレードで特に辛い思いをすることはない。
・トレーダーが共通して犯す間違いは、欲に駆られて、安心できる水準以上のポジションをとることだ。
・手法に従い続けるのはそれを十分に信頼していない限り難しい。
・うまく行っていないことに従い続けるには、自分が何をしているのかを理解する以外にない。
・常に安全度に大きな余裕をもっておく必要がある。
・自分の考えに縛られない。
・不確実性とリスクを受け入れなければいけない。
・規律を持って非常に厳しくリスク管理をしている。
・攻めの姿勢がないと利益は得られない。でも守りがしっかりしていないと手にしたお金が消えていく。
・保有する資産の数が増えるにつれて、標準偏差が小さくなっていく。
・ポートフォリオが一つの決定要因に偏り過ぎないように気をつけているんです。
・どんなことだって起こりうるということを学んだ。
・人が失敗するのは規律を維持できないからです。
・この仕事を始めて以来、自殺をするかホームレスになったトレーダーたちを何人か見てきました。彼らに共通していたのはギャンブラー気質だった。
・破ってはいけない原則が一つあるとすれば、自分の許容できる損失額を忘れるな、ということでしょう。
・希望というのは、トレーダーにとってはタブーですね。
・信じられないほど献身的にやらないといけない。
・後知恵バイアスやこじつけという問題を解決しておくことがいかに重要か。
・自分が心地よく感じる以上に賭けてはいけない、ということだ。
・何らかの未知の要素が隠れている可能性は常にある。
・最も大切なのはリスク管理です。
・私は最初から広く分散化ができるように事業を構築しています。
・どんなことでも起きる可能性があると分かっている人が欲しいのです。
・失敗した元マーケットメーカーは二人ともポジションを膨らませ過ぎた。
・トレーダーの犯す二つの大きな間違いは、十分な準備をしないことと、リスクについて少し無関心すぎることだと思う。
備忘録
・トレーダーにとってのゴールとは自分に合うシステムを開発すること、つまりトレーダーの感情とトレーディング技術が調和できるシステムを探すことだ。
・多くのトレーダーが成功できない最大の理由は、トレーダーとシステムが調和していないことにある。
・リスク管理がトレーダーの一番大事な仕事なのである。
・トレーディングの損失はこの仕事の一部なのだということを数学的にも感情的にも理解する必要がある。
・小さな間違い(損失)を受け入れることを喜んで学びとった人。
・何を、どのように、どれくらいの頻度でトレードするかは、特定の金融商品に関する知識ではなく、トレーダーがどのような人間かということにかかっている。
・知識よりも自分自身について知るほうが重要である。
・何を知っているかではなく、どんな性格をもった人間なのかが、トレーダーとして成功するかどうかを決めるのである。
・大事なのは、彼のシステムが彼の感情と合っているということで、それこそがリスク管理で長期的に成功するためのカギとなるのだ。
・残高の増減に伴って、トレーダーの感情も大きく変わる。
・長年におけるパフォーマンスの差を生みだすのは、トレーダー自身の株や商品をトレードする技術ではなく、そのときの感情の状態によるのである。
・自分の気質に合わない金融商品をトレードしても上手くいかない。
・自分の感情に見合ったトレーディングシステムに集中して取り組む。
・トレーダーはキャリアを積んでいく過程で、トレーディングモデルとともに感情のシステムも発達させていかなければならない。
・トレーダーにとって最も欠くべからざる特徴でありパーソナリティとは、負けを認めることである。
・トレードの目的は利益だけではない。自分の感情を満たすということが最終のゴールならば、自分自身について研究して自分が何を求めているのかを見極めるのがよいだろう。
・ただ単に、ポジションが逆行するあらゆる可能性を、一トレーダーにすぎない自分などが知ることはできないという事実を認め、短期間に出た小さい損失を喜んで受け入れたに過ぎない。
・エゴを捨てて
・自尊心にとらわれたりはしない。
・人は損失から多くのことを学ぶものである。
・勝ちトレードはエゴを増大させる以外の何物でもない。
・トレードのしすぎ。レバレッジのかけすぎ。もしこの二つを避けることができれば、破たんせずに長くトレードを続けることができる。
・トレーダーとして未熟なエゴと感情によって自滅したのだ。
・トレーディングが好調で、自信過剰になっていた。自信過剰は技術的な問題ではなく、感情的な問題である。
・謙虚な気持ちがなければ、勝負は始める前にわかっている。
・トレーダーはリスクを管理しなければならない。
・マーケットはあなたの資金が続くよりも長く不合理な動きを続ける。
・コンピューターにアルゴリズムをアップロードすることと、システムが示した指示を上書きせずに注文することは全く別のことである。
・自分に最も適した方法を探さなければならない。
・マーケットからも自分の心の中からもさまざまな情報が入ってくる中で規律を守る。
・日々の最善策はルールに従うことです。それが今日うまくいなかくても構いません。いずれにしてもうまくいく保障などないのです。とにかくシステムの指示は決して変えません。
・これから20年間の宿題として、変化を続けるトレーディングシステムと感情のシステムの収束と発散をぜひ測定してほしい。
・自分の感情を味方につけなければ、感情に負けて頓挫するほかのトレーダーと同じ運命をたどることになる。
・小さい損失を受け入れることでトレーダーは何十年も生き残ることができる。このことをよく覚えておいてほしい。
・すべきことはただ一つ、エゴを捨てて、損失を小さく抑えることに集中するだけでよい。
・褒められたいという気持ちを捨てることができればトレーディングではどこまでも高みを目指せるのである。
・損失を出した時にそこから学んだことについて語る謙虚さ。
・トレーディングとは自分自身を理解し、利益が損失を上回るようにすること。
・今ある資産を守らなければならない。
・自分の気持ちと自分の目標が合った行動をとる。
・22パーセントのドローダウンが8カ月も続いたときの感情は想像がつかないかもしれない。
・マーケットや商品についてさらに知識を増やすよりも自分自身について学ぶべきなのかもしれない。
・トレーディングシステムを持つことと、それに従うことは別なのである。
・謙虚さ。
・リスクを管理し負けを認める。
・レバレッジを掛け過ぎるとか、ポジションを大きくし過ぎると言う初心者にありがちな過ち。
・小さい損失を何度も出すことは、この仕事の一部なのである。
・自分の性格と完全に一致するトレーディング手法とそのやり方を探り当てた。だからこそ彼は長い期間に渡ってこの規律を守ることが出来たし、トレーディングを楽しむことができたのである。
・トレードは一人でするもので、トレーダーは自分のトレードに関しては先生であり生徒でもある。そして日記が教科書になる。
・自分の間違いから学ぶ。
・変なプライドをもたない謙虚な人。
・結果に関して言えば、私はいつも「真珠があのように大きな粒にできあがるまで」には時間がかかるという言い方をしている。
・スペシャリストになるということは、本を読んだり講習を受けて知識をつけることだけではなく、自分が選んだツールや手法と自分の精神との繋がりを築くということでもある。
・私がこれまで犯してきたきた間違いによって、いつ何時でも資金を守ることが最重要課題だということを学んでいた。