2018/06/23

ネット企業への投資としてメルカリ創業者の話を記録する。

後で追記編集するがネット企業(アメリカ等世界を含む)について(投資も含む。)
考える点で大いに参考になった記事。

私の考えるポイント

1,ネットでは、勝者総取りである。

2,ネットは、シェアでなくマッチングが一番相性のいいシステム。

3,ネット企業は、数千万−数億人というサービスレベルになる。
(リアル店舗やリアル企業よりも早く安価(しかし、それはリアル出店と比べてで
あり初期は収益0円売上0円が数年レベルで続く。そこへ投資出来る体力(資金を集める。)と改善する力(社員(力のある。)を集める。)が続くかも勝負どころ。)

追記
参照(まだ読んでない。)
小泉文明メルカリ社長「個人売買の権限と能力を開放」



参照
QREATOR INTERVIEW! by MEGUMI 「メルカリはなぜうまくいっているのか?」に関するイベントや講演会、インタビューの記事

転記
なぜ? メルカリはヤフオクに勝てたのか?

大企業には2つ理由があって、1つは新規事業に大きな予算をかけられないんですよ。要は大企業の論理としては、成長している既存サービスにお金をぶっこんだほうがより成長するので、「新規事業にお金を使います」と言っても、実際はそんなに使わないのですよね。プラス、そこにエースなんて入らないんですよ。結局エースは一番儲かっている事業にしか張らない。

□大企業の新規事業がどうして失敗するかというと、エースもお金も張らないからなのですよ。しかも上場していたら、急に「10億円使います」なんて絶対できませんから。

□むしろベンチャーの……先ほどお話した楽天さんが買ったフリルという会社との戦いのほうがむしろシビアですね。

□僕らは1年遅れてからこのマーケットに参入しているので、かなり後発なのですよ。だから、フリルさんをはじめ、まだどこか1社がみんなのマインドシェアをとっているサービスはなく、かつ大手もやっているという中でいうと、自分たちのことをある程度信じただけですね。

インターネットサービスでよくあるのが、「Winner Takes All」という言葉です。「勝者がすべてを取る」という意味ですね。勝者総取りなどともいうのですが。
要は、ある1つのサービスに人、物、情報が集まれば集まるほど価値が上がる。ミクシィもそういう感じですね。こうしたサービスというのは、本当に1つのサービスが全部取っていっちゃうんですよ。2位以下はもう全員負けのように。

□ですから僕らは、最初の1年半ぐらいは売上が0なんですよ(笑)。

□急に。勝手に人や情報が回り始めるんです。最初は僕らが無理してトラクションを高めていかないといけないのですが、どこからか急に自走し始める。
でもそこまで僕ら、会社は10億円以上の赤字なんですよ。

□それは僕らが幸い投資家を説得できたので、投資してもらったお金で10億円以上赤字というのが許されていました。そこは最初、かなり胆力が必要というか、おっしゃるとおり怖いですよね。

□最終的に僕らは手数料10パーセントで売上を取るモデルになるのですが、最初は手数料ももらっていないのですよ。

□売上0でずっと赤字、さらにテレビCMもやっていた。テレビCMは1回数億円なので。

□手数料を有料化し始めるときに、「ユーザーが『10パーセントなんて高い』と言って使わなくなったらどうしよう?」というのは、一番ヒリヒリしたタイミングでした。

□自走するタイミングでなにが起きているかというと「メルカリが一番売れる」、これですね。これがあれば、ユーザーさんはたとえ10パーセントの手数料でもなにも言わない。それは、「売れるのならここで出そう」と言ってもらえるところまで持っていけるかどうかなんです。

□売れている商品を見ると、その約半分が出品から24時間以内なのです。いわゆる1日以内。

□最初はセラーとバイヤー、売り買いのバランスが悪いというか少ない状態なのでなかなかマッチングしません。でも、ちょっとずつマッチングしていくと「ああ、メルカリなら売れる」と売れた体験がある人たちが継続してくるのですね。
それがどんどんたまっていくと、アプリを開いた時に欲しい商品が必ず見つかるようになっていく。さらに売れる。売れた人はうれしいからまた次の出品を出す。商品数が増える……というようにぐるぐる回るのですが。
そのぐるぐるが高速で回る、さっき言った2次曲線に入れば勝ちというか。そのタイミングで始めてなんとなく「10パーセントの手数料があってもたぶんうちが一番売れるから、ユーザーさんはもう出ていかないだろうな」と思いまして。

□僕らのCMは、メルカリのサウンドロゴが「メルカリ!」とちょっと早めなのですよ。テレビCMの1回目をやる前に、それをいろんな人に聞かせたのです。そうすると、40代以上では数パーセントの人が聞き取れないという事象が出たのですね。でも、20代は全員聞き取れる。ですから、20代は聞き取れて、40代以上は多少聞き取れないぐらい違和感があるスピードにしたのです。

https://logmi.jp/235972

僕らは「捨てるをなくす」という言葉をすごく使っています。ある人にとっては価値がないのだけど、ある人にとっては価値があるものというところは、インターネットで一番情報が流通しやすいというか、マッチングしやすいと思っています。

https://logmi.jp/235974