お奨めする投資本

裁量トレーダーの心得(初心者編)
(デーブ・ランドリー、2012年02月初版、パンローリング社)
勝ち抜け! サバイバル投資術
(土居雅紹、 2011年、 実業之日本社)
投資で一番大切な20の教え
(ハワード・マークス)
となりのバフェットがやっている凄い投資
(マシュー・シフリン、2011年、ダイヤモンド社)
大震災の後で人生について語るということ
(橘玲、2011年、講談社)
ピーター・リンチの株で勝つ
(ピーター・リンチ、2001年、ダイヤモンド社)
普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる!
(四谷 一、2005年、ダイヤモンド社)
私の財産告白
(本多靜六、実業之日本社)
日本のバフェットと呼べる人は少なからずいますが、私が尊敬する人のひとりが
この本多静六氏です。
大学教授でもあり、日本の庭園の優れた設計者でもあった人です。
特にスゴイと思うのは、
戦争で一度財産をほとんど無くしたのにそこからまた
億万長者となったことです。
それも、投資スタンスを変えずです。
学ぶべき点が多々あると思います。数冊シリーズで出ていますが
この一冊ですべての本多氏の考えを書いているので
これを推奨します。

最底辺のポートフォリオー1日2ドルで暮らすということ
(みすず書房)
アジア(バングラデシュやインドなど)で暮らす最底辺の生活者の
財産、収入、貯蓄、保険などについてレポートされ考察されいます。
少ない中でも保険や貯蓄そして投資もあり
また、信用というものの価値の高さを改めて知ることが出来た本でもあります。
ポジションの取り方そして人生での位置を知る事でも
重要な本です。
日本でも100万円の収入になるよ。とユニクロの会長などが吠えています。
そこからの脱出。未来での安定を考える為にも読むべき本だと思います。

メイク・マネー!―私は米国投資銀行のトレーダーだった
(末永徹 文藝春秋 (1999/09)

ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる
(マイケル・ルイス (著), 東江 一紀 (翻訳)  文藝春秋 (2012/1/25)
リーマンショックがどう起こって、それがどうなったか?。という根本のことを書いている良書です。
私の解釈では、お金あまりのドイツの地方銀行が、わけも解らず投資(利回りを主体に考えて、安全性は考慮なし)その投資先がアイスランドとか南欧のファンドとか銀行(ユーロ加入により、国や銀行の評価が一挙に不良な人から優等生になったので、投資先(それも優良な)として銀行は顧客に説明できる。(この説明出来る。という点が重要。自分の責任でなく、マーケット(市場)に責任転嫁できる。)
そして、アイスランドの銀行やファンドの従業員は投資教育など経験してない人も多く就職し、バブルに倍々で掛けていった。需要と供給のアンバランスがバブルを呼び、アンバランスが露見してバブル崩壊。

日本国債の破綻などを書いている本も書店にはあるんですが、都市銀行などは満期2年程度までに日本国債の投資は絞っていてそれよりも心配なのは、地方の地銀や信金、貯蓄組合などですね。収益の大半を日本国債で出している地銀や信金は多いです。
ここが、発端になる可能性が現状では一番じゃないか?。と私は考えています。
それを日銀がどうコントロール出来るか?。それが今後の金利動向や市場を見るポイントだと思います。
質と量では、圧倒的に量の力の方が強い。だから、感情に市場は支配されるのです。