2014/10/04

景気循環をIPO数で図る。(ものぐさ屁理屈研究室Blogから)

ホント、色々な投資手法があるんですが
最近RSS登録したBlog「ものぐさ屁理屈研究室」さんの
投資雑感は、大いに読み応えがあるBlog記事でしたので紹介します。
特に
投資雑感 その三は、一読すべきBlogです。

1、IPO数によって、その年の相場環境を知る。
転記
勿論、これらの数字(IPO年間数)はその年が終わってからでないと確定しない訳であるが、渦中にあっても半年も経てはその年のIPO数が、どの辺りの数字に着地するのかは大体判る。大局的な指標としては、私は実践的に使える方だと思っているが、どう思われるであろうか。
2、IPO投資の実践
転記
最もIPO投資と言っても普通に行われているそれとは違い、成長株として見込みのあると思われるIPO株をロック・アップの外れる半年後に買っていくという、いわば成長株の”青田買い”投資法である。
3、成長株の青田買い投資の視点
(1)一部上場などの大型案件は基本的に外す。
(2)チャートの形としてはだら下がりが好ましいが必ずしも拘らない。
数字として重視するのは、PER、PBR、売上高経常利益率、及びその増加傾向、自己資本率、配当の有無、発行株数等、勿論定性的なビジネスモデルなども考慮に入れるが、それらを総合的に勘案して、最終的に直感でピンと来たものを選ぶ。
(3)ここで注意がけていることは、余り詳しく調べないということである。
(4)IPO時の概要か、半年後に四季報に載っていれば、それを参照するだけで判断する。当該企業のホームページなどは見ない。消去法で外していくので、判定の所要時間は一銘柄につき10分も掛からない。
(5)買ったら次の好況期まで放っておく。
(6)当然、購入は、ロックアップが外れた半年以降に行う。

そこから
4、選別によるコア銘柄への昇格と売却
次の段階で今一度ふるいにかける。長期保有に相応しいコア銘柄かどうかを、情報を集めてじっくりと時間をかけて検討する。合格であればサテライトから昇格させる訳である。そしてそれ以外は外していく訳であるが、この時点であれば、実績もそれなり揃っているのでバリュエーションという作業が意味を持つことになることは言うまでもないであろう。

投資手法もだけど
IPO数でその年の相場環境を推し量る。(半年まで位で前年比などはわかる。)
と言うのは、確かに有効だと思った。
投資家の成績は、年の前半はいいという人が多い。
3−5月にIPO数と1−5月の成績やチャートを見て、後半の投資手法や資金配分を
考えるべきだと思った。
なお
歴年のIPO数も掲載されていたので転記しておく。
2006年 188

2007年 121

2008年 49

2009年 19

2010年 22

2011年 37

2012年 48

2013年 58

2014年 80?

7月中頃から下旬にかけて、上半期のIPOレポートが各証券会社や投資ファンド等
から発表されるのでネット検索にて確認してみる。

うーん。今年ー来年にかけては、少なくとも相場環境はいいんじゃなか?。
大型IPOも続々と出ている。そこから下げというのが
私が参考にしている方のTwitterやFaceBook、Blogなどでの意見である。

バフェット氏の投資についての考察もある。私もすごく同意する意見。
一読あれ。

参照
投資雑感
投資雑感 その
投資雑感 その三

追記

2014年、IPOに探る景気のサイン(2014年1月7日(火))
転記
すかいらーくや西武ホールディングスがバランスシートや大株主との問題を解決して上場を果たせば、資本市場が過去の根深い問題を解決して再生に向かいつつあるとのメッセージにもなる。実際の上場は2015年以降になる見通しだが、東京メトロや日本郵政の上場に関する作業がどれだけ進むかも、アベノミクスのスピード感が失われていないかの1つの試金石になる。