2013/05/20

現在の市場で誰が売って誰が買っているのか?。

夕凪さんのブログ「夕凪のイベント投資日記」より参照(転記しています。)
夕凪さんは、私が参考にしている投資家(長期に渡って勝っている個人投資家)さんの中のひとりです。

下記の統計などを特に参考としています。
海外投資家が東証(株式市場)に占める割合は下記のサイトを参照。
高水準ですし、彼らの動きから市場が変化するのが日本の株式市場の特徴です。

「外国人投資家の視点 今、日本株をどうみているのか?。」

東京株式市場の取引量の過半を占めており、持ち株比率も依然として高水準。1990年の5%から一貫して増加を続け、2012年末には27%に達している。
このような矛盾を抱える外国人投資家たちは、日本の株式市場のどこに魅力を見いだしているのか? 彼らは運用戦略上の理由というよりも、日本が持つ構造的な要因から、次の5つのポイントを考慮しているようだ。
(1)投資機会:日本は世界GDP(国内総生産)の9%を占める主要な経済国の1つ。長らく低迷が続いていたとはいえ無視できない。
(2)機会コスト:過去20年間日本株に投資していなかった場合、1995年、99年、2005年、12年の4回アンダーパフォームの要因になった。
(3)魅力的な企業:自動車やエレクトロニクスなど、とりわけ製造業で競争力の高い企業が多数ある。
(4)新興国へのエクスポージャー:日本企業は中国など新興国でのビジネスがうまく、新興国のエクスポージャーを簡易かつ割安に得ることができる。
(5)企業のキャッシュフロー:企業部門のキャッシュは潤沢で株主還元の余地も大きい


そして、ここから夕凪さんの最近の投資状況報告を転記しておきます。

連休明けの週の投資部門売買状況です。海外投資家がガンガン買ってきています。一方で売っているのが個人の現物。よくまあ、こんなに出てくること。

 ニュースなどを見ていると、新規の個人投資家が買い上げているように思えますが、データからは違うようです。以前からの投資家がヤレヤレで売っている。それを海外投資家が全部吸収している。

 その他に少々気になったのが、信託銀行の売りが止まって、生保・損保の売りが増えたこと。生保・損保はどんどん持ち株を売っているようです。

2013年5月第2週( 5月7日~5月10日 )
 TOPIX先物225先物株式(3市場)全合計
自己50,618114,686▲ 43,600121,704
海外投資家45,72840,699727,120813,547
個人2,824▲ 169,191▲ 552,519▲ 718,886
信託銀行▲ 8,29017,327▲ 16,703▲ 7,666
投資信託▲ 2,65946,16027,78171,283
事業法人34▲ 4,891▲ 45,410▲ 50,267
その他法人等▲ 23▲ 2,525▲ 14,004▲ 16,551
生保・損保▲ 87,076▲ 16,216▲ 14,375▲ 117,666
都銀・地銀等▲ 2,392▲ 18,760▲ 16,570▲ 37,722
その他金融機関▲ 64▲ 329▲ 2,141▲ 2,534

 売り買い合計
個人現物▲ 2,572,4882,015,546▲ 556,942
個人信用▲ 3,092,800 3,097,2234,423